2021年5月30日日曜日

薪能

 こんにちは。

先日、友人と薪能を見てきました。

能や狂言を見るのははじめてでしたが、

とても楽しく見ることができました。


薪能は世界で唯一とも言われる水上舞台で、

東海館を背に松川湖で行われています。


まず、伊東市内の小中高校生で「伊東子供能」が行われました。

小学生は可愛らしく、

中・高校生は中高生らしさも見せながら大人っぽくも見え、

この先の演技を見るのがととても楽しみに感じました。


そして、休憩の後に火入れ式が行われました。

能組では仕舞と狂言と能が行われました。

狂言は「佐渡狐」

演者のうちシテと呼ばれる奏者は人間国宝の野村万作さん。

他の二人の演者との掛け合いの間が絶妙で、

あまり詳しくない私でもとても引き込まれました。


そして能は「羽衣」

こちらは舞台が三保の松原ということでした。

この頃から強風が吹いてしまいましたが、

シテと呼ばれる主人公は

その風にも怯まず最後まで舞い続けました。

そしてしての着物がとても華やかで

幽玄な舞台に映えていました。


私には能は難しかったのですが、

これからいろいろな舞台を見ていきたいと思いました。


この演目の解説で月世界のお話があり、

月世界の宮殿には白衣と黒衣の天人が15人いて、

日ごとに一人ずつ入れ替わって奉仕し、

白衣の天人が15人が揃うと満月に、

黒衣が揃うと新月になり、

30日で月の満ち欠けを表すということでした。

この日は10人か11人が白衣として奉仕している

と言っていたような気がします。

そうして月を見るとこれも風情があります。


とても楽しい一日を過ごすことができました。

佐藤

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