脇坂です。
アメリカの医療制度の状況がつづられた本を読んだので、紹介します。
テレビで紹介されており、非常に興味を持ったので手にとってみました。
オバマ政権で、日本のような国民皆保険制度を導入しましたが、その中身はというと保険料は高く、保障制度は自己免責額(いわゆる一定金額の免責額のようなもの)が高く、自己負担が大きい制度です。「皆保険」となったため、健康状態に問題がある場合でも加入できるため、その場合さらに粗悪な制度しか加入できない、またアメリカは薬価交渉権が政府にないためその価格は製薬会社の言い値で売られ・・・等々。
通称このオバマケアは、運営主体は民間保険会社らしいので、無理があるのでしょう。
現在その制度によってしわ寄せがきているのは何と医師、自殺者数は医師がトップというのだから驚きの内容でした。
堤未果著 「沈みゆく大国 アメリカ」(集英社新書)
そこで日本の社会保障制度を改めてみると、
医療だけでも、
・保険診療は最高3割負担
・高額療養費制度
・混合診療の拡大
・薬価は厚労省の認可
・国内どこでも同一サービス(いや外国でのけがや病気でも海外療養費制度あり)
・医療費控除
・医療扶助(生活保護受給者用)
・出産一時金制度
・埋葬料(費)制度
顕著な高齢化で今後の課題は多いものの、世界各国どこも真似できない内容ではないかと思います。(薬や治療の認可など、課題が多いことも承知はしております)
もちろん医療だけでなく、年金制度も素晴らしい内容です。
マスコミの影響で、未納率が高いのは残念ですが、その中身は民間保険会社では到底まねできない公的ならではのものです。
「将来払われない」「損をする」「崩壊する」等、だれがどんな根拠で言ったのでしょうか?
本を読み、改めて我が国日本の素晴らしさを感じました。
TPPによって侵されないよう、
「逃げ切れ日本」という上記書籍の続編が近日中発売予定とのこと。
昨日日経平均が15年ぶりの高値をつけました。
頑張ろう、日本!
日本に感謝!
5年後には東京オリンピック!!
明治148年 昭和90年 日本!!! 頑張ろう!!!!