先日 7月に世界遺産に登録された
韮山にある反射炉へ行って来ました。
父の実家が韮山と言う事もあり子供のころから
この反射炉の横に当時あった鳴沢バーベキューに来ていました。
うろ覚えですが反射炉の周りで遊んでいたと思います。
韮山反射炉は、伊豆の国市中字鳴滝入に現存している反射炉の遺跡で
日本に現存する近世の反射炉は、この韮山反射炉と萩反射炉
だけだそうで貴重な遺構とされているそうです。
ロストル(火格子・火床)で燃やした石炭の熱を輻射させて、
炉床に乗せた銑鉄を溶かします。この間接加熱法は、
石炭が直接銑鉄に触れないところが、ミソです。
木炭と違い、石炭は硫黄分を含むため、一緒くたにして燃やすと、
硫黄が鉄に移って使い物にならなくなるそうです。
因みに木炭と銑鉄を混ぜて燃やすと、精錬効果があって
錬鉄が出来ます。反射炉は、欧州では18世紀の初めに工業化され、
鋳造用の銑鉄を溶かすのに盛んに用いられたそうです。
当時は(銅や青銅など他の金属の鋳造にも)当り前に使われていたものですが、
日本ではノウハウの蓄積がなかったので、前世紀の技術の導入でも、
たいへんな進歩、大きな飛躍だったそうです。
世界遺産になり見学に来る方たちに大勢のボランティアの方々が
説明をしてくれていました。
皆さんも1度行ってみてはいかがでしょうか。
青木
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