11月の小春日和の或る日、老母が軒先で干し柿作りに励んでいました。
ぽかぽか陽気の元、心の和める風景です。
柿は我が家で採れた四つ溝柿です。
今年は不作でしたが、たくさんあっても作り切れません。
剥いた柿を2個1セットに縛っているところです。
縛る材料は庭先にある棕櫚の葉を縦に細く裂いたものです。
これを「すっこくり」と老母は呼んでいますが、意味は不明。
出来上がりの一部です。
あとは吊り下げるだけです。
軒先へ吊り下げました。
昔はこの季節、至るところでこの風景が見られました。
あとひと月もすれば太陽と北風によって、
焦げ茶色の美味しい干し柿になります。
老母はきっと、正月に帰省する子や孫に食べさせたいのでしょう。
秋津
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